チームワーク,ネットワーク,フットワークを推進し,在宅ケアの質が向上することを目指します。
代表者 大野かおり(兵庫県立大学看護学部教授)
2025年を10年後に控えて,各地で在宅医療,在宅看取りを推進する取り組みが行われています。必要なケア・キュアが完結して提供できる施設とは違い,在宅では本人や家族も含めて多職種による連携・協働が重要になります。
在宅ケアにおいて連携・協働を推進させるためにはチームワーク,ネットワーク,フットワークという3ワークがとても重要なのですが,多職種・異職種間でのチームワーク・ネットワークの構築は難しいこともわかっています。また,施設内で行うケアではなく,地域という広いエリアで行うチームワークには,機敏なフットワークも必要になります。
特に災害などの危機的状況が発生した場合,調整や連携,協働に関連する実践能力は,災害時要援護者(避難行動要支援者,要配慮者)への対応に直接影響します。災害時に3ワークを発揮することができれば,最小の資源で最大の効果を生み出すことにつながります。
しかし,在宅ケアの3ワークは事象として可視化しにくく,そのスキル向上や評価に関する方法を具体的に示すことはとても難しいのです。
そこで本サイトでは在宅ケアに有用な3ワーク(チームワーク,ネットワーク,フットワーク)について検討し,在宅ケアの質向上につなげていきたいと考えています。
在宅ケアに携わる多くの方々にご活用していただければ幸いです。